交通事故による遷延性意識障害が引き起こすリスクとは

交通事故の被害の中でも、遷延性意識障害は極めて重度の後遺障害です。
回復までの時間を見通すことが難しいこともあり、入院や通院の期間が長引いてしまいがちだからです。
そのため、遷延性意識障害の被害者本人だけではなく、その家族にとっても様々なリスクが生じてしまいます。

まず、遷延性意識障害で入院している被害者の家族は、看病の通院が長期間に渡って必要になります。
基本的に入院中の看護は医師や看護師に任せることができますが、被害者への細かな日常的なケアは家族にしかできません。
したがって、入院中でも医師や看護師に任せっきりというわけにはいかず、家族が看病のために通院することになるのです。

また、入院期間が長引くほど、治療費や差額ベッド代が掛かってしまいます。
これらの費用は加害者側の負担になりますが、長い期間に渡る出費が続くと一時的に家族が立て替えるケースも少なくありません。
遷延性意識障害の被害は大きな影響がありますので、弁護士に相談してみてください。

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