交通事故による重傷のなかでも、遷延性意識障害は短期間での回復が難しいとされています。遷延性意識障害は長く植物状態が続く危険性がある症状ですので、被害者本人による意思決定が難しくなってしまいます。
そのため、被害者の家族や親族は本人の代わりに意思決定を行いつつ交渉を進める必要があります。加害者から提示された保障内容に不明点があれば、弁護士に相談して十分な保障に達しているか確認しておきましょう。
もし、保障が不足しているようなら、被害者だけではなく家族にも日常生活に不安が残ってしまいます。特に遷延性意識障害のように長期間の入院が必要な場合だと、保障内容をしっかり見直しておくことが重要です。
また、長期間の看病は家族にとっても負担ですので、家族にも保障が及ぶか確かめる必要があります。遷延性意識障害は長期的な保障を得られることが第一になりますので、しっかりと弁護士に相談してベストな対応を行いましょう。